今日、情報紙「mint」に私の新しいチラシが折り込まれました!
その中で、私が提言しておりました、新しい公共交通「乗合タクシー」についてお話ししたいと思います!
乗合タクシーは「デマンド型タクシー」と呼ばれることもあります。
お出かけしたいけど歩いて行くには負担がある場合や、電車や路線バスなどの交通機関から自宅が離れている場合、その間をつないでくれる公共交通として、近年導入している自治体が増えています。
近隣では、天理市や宇陀市なども取り入れています。
車両は一般のタクシーと同じ車両の場合や、少し大きめのワンボックス車両など、自治体によって違います。
また、バスのように停留所で乗り降りするもの、家の前まで来てくれる地域など、その自治体によって運用方法にも若干違いがあります。
タクシーは市内をいくつかのエリアに分けて、各エリアごとに1日何便か走るので、利用者はそのいずれかに乗る形になります。
一般のバスやタクシーと違うのは、事前に登録申請を行っておくことや、実際に乗りたい日の前日や数時間や数十分前(こちらも自治体によって違います)に予約をし、その時だけタクシーが走る、ということです。
運賃の設定は自治体によって異なりますが、1回300円ほどのところが多く、一般のタクシーと比べるとかなり手頃な料金で乗ることができます。
橿原市は、大小の商業施設や医療機関にも恵まれ、一見どこに行くにも不便がないように見えます。
しかし、高齢者や外出に不自由を感じる方にとっては、若い方が「自転車で10分」のところでも、歩いて数十分から1時間かかります。
少し離れた場所には、必ず車やバスなどの移動手段が必要になります。
運転免許の返納問題などを話し合う場合にも、車を手放した後の移動手段がない、ということは必ず話題にあがりますね。
ネットスーパーや生協の宅配など、便利なものもありますが「自分で見て買いたいな」「おでかけしたいな」と思うのは、どの世代でも同じですよね。
最近高齢者の方とお話ししていても、それはみなさんおっしゃられます。
また、過疎地である私の故郷でも、運転できる父が亡くなった時に、交通手段のない母が困っていても、私は離れて暮らしており手助けすることができませんでした。
「お出かけしたい場所」があることや「おでかけしたい」と思う気持ちを大事にして、応援していきたい。
様々な方が乗合タクシーを使って、もっと活発に活動できるまちになれば、と考えています。